ゼミナールゲーム理論入門

「ゼミナール ゲーム理論入門」が2008年4月8日に出版されました. この本は,以下のような特徴を持っています.

  • 完備情報・不完備情報の戦略形・展開形ゲーム,および協力ゲームと,ゲーム理論の基本的な話題をすべて体系的に網羅した本格的なテキスト
  • 「図解雑学ゲーム理論」のノウハウを引継ぎ,図表や数値例を多用することで,難解な数式を用いずにゲーム理論が一通り習得できるようにな るに努めた
  • 抽象的な理論を導入するのではなく,コンビニ戦争や転職などの具体例を用いて「なぜそのような理論を構築するのか」という真意を分かりやすく解説し,抽象的な理論を学ぶモチベーションを明らかにした抽象的な理論にとどめずに,ゲーム理論の代表的な応用例である,寡占市場の分析・交渉・投票・オークション・モラルハザードと最適契約・ 逆選択・シグナリングなどについて解説した
  • 本書は,岩手県立大学(総合政策学部)・東京都立大学(経済学部)・首都大学東京(経営学部・ビジネススクール)・政策研究大学院大学・筑波大学(情報学類・ビジネススクール)・東京工業大学・中小企業大学校,など,筆者が長年に渡ってさまざまな分野の学生に講義した内容をまとめたものです.

「ゼミナールゲーム理論入門」補足資料

ゲーム理論とは?

ゲーム理論は「複数のプレイヤーの意思決定を分析する理論」と言われます.ここでの「プレイヤー」は,人間のときもあれば,国や企業や組織など,さまざまな「意思決定を行う単位」を表わします. このような状況は「プレイヤー」がお互いに行動を読み合いながら、あたかも「ゲーム」をしていると考えられるので,このような名前が付けられています.

比較的歴史が新しい「進化ゲーム」と呼ばれる分野では,プレイヤーは意思決定をするとは限らず「遺伝子に従って行動する生物」や「慣習に従って行動する人間」なども考えます.近年のゲーム理論は,意思決定する主体を考えるだけではなく「複数の主体の行動をゲームと捉えて分析する学問」と言って良いでしょう.

 1944年に数学者フォン・ノイマンと経済学者モルゲンシュテルンは『ゲームの理論と経済行動』というタイトルの本を出版し,複数の主体が意思決定を行う理論的な枠組みを提示しました.これがゲーム理論の始まりであると考えられます.

首都大「ゲーム理論」宿題2019

ゲーム理論2宿題

ゲーム理論1宿題