分水嶺と地形散歩を楽しむための本

自分が勉強したり、参考にしたりした本のリスト

  • 分水嶺の謎 高橋雅紀 技術評論社 2023年
    • 自分は登山無しで地形を楽しんでみたいという立場だ。しかし、日本のメジャーな分水嶺や河川の源流を訪れるためには登山はマストであり、分水嶺や河川関係の本で、登山をせずに楽しむことができる本は少ない。そんな自分にとって、これはぴったりな「登山しない本」だ。国土地理院のデータとアプリで、中国地方の分水嶺をバーチャルに旅していこうという本である。ありがとう!こういう本を待っていた!最初に「旅の準備」として、「地形の基本を知る」という章があり、地形の基礎知識を教えてくれる。多くの本は、初心者に不明な言葉や概念が説明もなく使われ、誰を読者のターゲットにしているかも、分からないような書き方の中で、初心者のことを、よく考えてくれた素晴らしい本だと思う。私に分水嶺と地形を勉強して楽しんでみようというきっかけを作ってくれた本。
  • 東京23区凸凹地図 昭文社 地図 編集部 (編集) 昭文社 2020年
    • 地図です。昔から見慣れている昭文社の地図。だが、陰影を使い高低差を表現し、坂や河川跡、用水路跡などが細かく記入されている。今の自分の目的にもっとも適した地図。現在、東京の街歩きには、この地図を持ち歩き、googleマップと併用して使っている、ヘビロテの本。
    • このシリーズには、以下のようなものがある:
      • 京阪神凸凹地図
      • 千葉凸凹地図
      • さいたま凸凹地図
      • 横浜・川崎・鎌倉凸凹地図
      • 多摩・武蔵野凸凹地図
    • 昭文社の地図には昔からお世話になっていて、人生において欠かせないものであるが、なぜか自分が一番見たい部分がページとページの切れ間になってしまいがちだ(「あるある」ですね)
  • カラー版 東京凸凹地形散歩 今尾恵介 平凡社新書 2017年
    • 東京の地形を中心に、その地形のなりたち、地名の由来、その地域の歴史など、さまざまな角度からの解説がある。筆者の知識の豊富さには驚かされる。東京の街歩きの前の予習や、歩いた後の復習として。
  • 東京スリバチの達人 皆川典久 昭文社 2020年
    • この本は「分水嶺東京北部編」「分水嶺東京南部編」の2冊からなる
    • 東京を「水系」で分け、各水系のいくつかのエリアについて「江戸、明治、現在」の3つの地図を掲載し、その地形の凸凹を記し、地形の特長とその成り立ち、地名や建造物の由来や歴史が書かれた本。
    • やはり東京の街歩きの前の予習や、歩いた後の復習として。
    • このシリーズには、以下のようなものがある:
      • 京阪神スリバチの達人
      • 千葉スリバチの達人
      • さいたまスリバチの達人
      • 横浜・川崎・鎌倉スリバチの達人
      • 多摩・武蔵野スリバチの達人
      • 「流域」と「水系」の定義について考えさせられた