2021年度から、八王子東高校の1年生に対するゲーム理論をテーマにした探求学習に協力させて頂いてます。身近な問題や社会の問題を、簡単なゲーム理論のモデルで考えてもらい、抽象的な思考力を高め、モデルを分析することで探究的な見方や考え方を深めることを目標としています。
【new】2025年度は、これまでの経験を活かして、話し中心の講義ではなく、生徒さんに実際にゲーム理論のモデルを作ってもらうというフィールドワークを行いました。結果は大成功!その様子はこちらに。
※ちなみに都立大のオープンユニバーシティでも高校生のためのゲーム理論と言う講義を行いました。こちらにその紹介と動画があります!
2021年は、囚人のジレンマやコーディネーションゲームを中心にゲーム理論そのものを教えるような講義をしました。しかし、短い時間(50分)でゲーム理論を紹介するのは難しく、その効果はほとんどないように思えました。そこで、今回は生徒さんが拙著ビジュアルゲーム理論でゲーム理論を勉強していることを前提にして、どのようにゲーム理論を探究学習につなげるか、を講義することとしました。

身の回りの物事を、簡単なゲーム理論(利得行列、ゲームの木)で考えてモデル化して答を出し、実際の自分たちの考え方との違いを議論をしたり、利得を少し変えて結果がどのように変わるかを探究したりして、論理的に物事を分析する力、考える力を身につけてもらえないだろうかと考えています。
以下は2022年10月に、八王子東高校で講義した「ゲーム理論で探究学習!」のスライドです。
高校1年生を対象としたものです。
2021年度の探究成果発表会パンフレット!


