ゲーム理論とは?

ゲーム理論は「複数のプレイヤーの意思決定を分析する理論」と言われます.ここでの「プレイヤー」は,人間のときもあれば,国や企業や組織など,さまざまな「意思決定を行う単位」を表わします. このような状況は「プレイヤー」がお互いに行動を読み合いながら、あたかも「ゲーム」をしていると考えられるので,このような名前が付けられています.

比較的歴史が新しい「進化ゲーム」と呼ばれる分野では,プレイヤーは意思決定をするとは限らず「遺伝子に従って行動する生物」や「慣習に従って行動する人間」なども考えます.近年のゲーム理論は,意思決定する主体を考えるだけではなく「複数の主体の行動をゲームと捉えて分析する学問」と言って良いでしょう.

 1944年に数学者フォン・ノイマンと経済学者モルゲンシュテルンは『ゲームの理論と経済行動』というタイトルの本を出版し,複数の主体が意思決定を行う理論的な枠組みを提示しました.これがゲーム理論の始まりであると考えられます.