東京都立大学の学園祭「みやこ祭」で、一般向けの公開講義を行いました。タイトルは「ゲーム理論って何だろう」。

100人くらいの方々が聴講してくれました。非常に盛況でした。学園祭の公開講義にこれほど人が集まるとは思っていなかったので驚きました。
どんな方が参加してくれたのか?講義の前にお聞きしました。
- (他大学の学生)他の大学でゲーム理論を学んだ。そこで私の本が紹介された。今回の講義のことを知り、ぜひ聴講したくて訪れた(ありがとうございます)
- (60歳くらいのご夫婦)大学祭の案内で知った。ゲーム理論という名前は知っていたが、どんなものか知りたくて来た
- (本学の物理学科の学生)ゲーム理論に興味があり来た
- (50歳くらいの男性の方)昔、ゲーム理論を少し学んだが、そのときはさっぱり分からなかったので。今回、少し勉強しようと思った。
皆さん、動機はさまざまでした。
1時間の短い時間では、十分には話せなかったのですが、囚人のジレンマと混合戦略についてお話ししました。講義の時のスライドを以下に公開します。
スライドはこちら
講義の終わりには質疑応答がありました。予想以上に、多くの興味深い質問が出て活発な議論が行われました。知的好奇心に満ちた多くの人々の姿に感銘するとともに、ゲーム理論を一般の人々に伝えていくことの重要性を改めて感じました。

